10月2日

 知らない人も多いと思うが、僕のエンジンは3月中旬にノーマル腰下+1mm面研ヘッド+264度HLAカムの仕様があるトラブルによってぶっこわれてしまい、寝る間もおしんで作った1722cc圧縮比11.7in272ex288カムwithインナーシム4連スロットルエンジンを5月中旬に載せて、現在そのエンジンで4カ月ちょっと経過したのである。

 で、先日、新エンジンによる初サーキット走行を無事に終え、どうやらぶん回しても壊れないことが判明。秋の気温ならば、ヒーターさえ付けていれば水温90度、油温110度は上回らないことも分かった。オイルは多少減るみたい。

 たぶん、濃い空燃比によるオイルの希釈があるのだと思う。吹きすぎた燃料をシュゴッと吸い込んで、液体のまま燃焼室に到達したガソリンがそのままピストンリングをすり抜けてオイルに交じってその分が揮発しちゃうのだ。たぶん。いや、そうであってほしい。

 濃くなっちゃうのはFreedomを使っていると致し方がない症状で、いろいろな補正を掛けると、ある拍子に異常に濃く吹いたりする。詰めればうまいこと行くかもしれないけれど、ま、素人仕事だからそこそこ空燃比がそろっていれば良いのだ。

 で、その新エンジンでもう13000キロも走っちゃった。月3000キロペースで距離が伸びていく。遠くても新潟・柿崎や六甲山、志賀高原、伊豆・石廊崎までしか行ったことがないし、いつも通っている富山や松本なんて隣町みたいなものであるから、なぜここまで距離が伸びちゃったのかは不明であるが、エンジンを組んだ当初に決めた寿命である10000キロはすでに越えているのである。なぜ、10000キロかと言えば、前回腰下まで組んだエンジンが10000キロでシリンダーが偏摩耗して壊れたから。

 何を言いたいか、といえば、すでに僕のエンジンは耐久テストにさしかかっているということである。今月18日には筑波サーキットで、一部には有名な筑波決戦に参戦する。そこまでエンジンがもてば万々歳ということであろう。