10月17日

 会社が「新しいパソコンを送る」という。今まで使っていたのはThinkpadX22。Pentium3の700MHzでメモリは256MB。確かに3年ぐらい使ってきたので、バッテリーの持ちが少し悪くなって、キーボードの文字が消えたり、コンパクトフラッシュのレバーがとれたり、いろいろ不具合は出ていたが、テキストが書けて写真を少し加工できれば仕事では用が足りるので、スペック的にはまったく不満を感じていなかったから更新の知らせは意外であった。ま、くれるというのだから断る理由はまったくない。

 で、送られてきたのがThinkpadX32。Lenovoに売却したけれど、まだIBMのマークが付いていてうれしい。んが、並べて遠くから見ると、どっちがどっちかよく分からないようなパソコンで新しくなったありがたみがない。PentiumMの1.6GMHzに512MBのメモリだからスペック的にはかなり向上しているのだが、起動や動作など体感できる違いはあまりない。それでも液晶はやっぱりきれいになった。X22の液晶を初めて見たときも、そのきれいさに感動したものだが、やっぱり日進月歩で良くなっている。

 とりあえず、会社からパソコンをもらって最初にすることはハードディスクの入れ替えである。X22をもらったときにもそうした。なぜなら、カスタマイズしまくって、激しく私用に使うので、もし「ソフトのバージョンアップをするからパソコンを見せろ」と会社から言われたら、非常に困る。HDDを入れ替えておけば、返すときもオリジナルのHDDに戻すだけで良く、データを写し損ねることもないから精神安定上も良い。

 もともと入っていた40GBのHDDを、80GBのHDDに入れ替える。日立の80GBでも15000円しない。1年半ぐらい前に、40GBを買ったときも同じような値段だった。さらにその1年半前、20GBを買ったときも、同じような値段だった。さらにその1年半ぐらい前に、10GBを買ったときも同じような値段だった。どうやらHDDはお値段据え置きで1年半で倍々ゲームで容量が増えていくらしい。

 退屈なデータ移し替え作業。Windows98ぐらいまでは単純にHDDの内容をコピーすれば良かったのだが、Windows2000からちょっと難しく、というか面倒くさくなった。丸ごとコピーしてWindowsXPは問題なく動いたのだが、なぜかOffice2003がうまく動かず、再インストールをしなくてはならなかった。動くようになったからよしとしよう。

 そういえば、と思い出したのがcentrino。無線LANが内蔵されているんだっけ、とシステムを調べてみると、デバイスを停止してあったので動かしてみると、簡単にネットワークにつながった。これまで無線LANカードをさしていたPCカードスロットが1つ空いた。めでたしめでたし。

 3年ぶりの更新だが、うれしかったことと言えば、

・液晶がきれい
・PCカードスロットが1つ空いた
・バッテリーのもちが良くなった
・無線LANの接続までの時間が格段に短くなり、感度も良くなった気がする
・USBが2.0になった

ことぐらい。新しいことができるようになったとか、劇的な変化はないのである。パソコンの販売が伸び悩んでいるのもうなずける。