10月14日

 後輩はプジョー206を70万円ちょっとで買ったらしい。後輩同士の話の中、もう一人の後輩が「安いね」と驚いた様子。外車だからもっと高いと思ったらしい。確かに安い方だけれど。

 2人の会話に割って入る。70万じゃ高級車でしょ、と。

 今、仕事で使っている平成10年式デミオは1年半前、95000キロで75000円で買った。本社から外れて自分の車で仕事をしなければならなくなったので、松本時代の友だちから買ったのである。10万ぐらい払えばいいかな、と思っていたら、友だちが希望価格5万円だというので、いくらなんでも5万は安いと思って間を取った。

 ロードスターと同じB型エンジン。同じエンジンなんだからできるでしょう、と、タイミングベルトも自分で取り替えた。究極的にお金を使っていない。仕事用なので維持費はある程度会社が負担するので、今ままで1年半、3万キロを走行して、車検代なども含めて維持費に20万円も使っていないんじゃないだろうか。車検代に、タイミングベルト周りの部品代に、ボディ補修材料のお金に…。車両代を含めて20万ぐらいな気がする。

 ロードスターと2台合わせて、33万キロ。どちらともぼろい。車好き、いや、車マニアともなれば、はたから見ると「よくそんな態勢でがんばっているね。よっぽどお金がないの」とでも言われそうだが、まったく不満がない。

 ロードスターがそういう車なのである。この車に乗っている限り、なかなか欲しい車ができない。実用性のあるセカンドカー(どちらがセカンドか良く分からないが)があれば、もう満足なのである。

 そういう魔力を持った車。それがユーノス・ロードスター。