朝5時半ぐらいにモーニングコールがなった。ぎゃるぎゃるからであったら、寝不足であろうが、はぐっと、ばっちり一瞬で目が覚めるはずなのだが、そんなわけもなく、また寝たくなるような感じだったが無理して起きた。
中部ミーティングに参戦するのである。どうせ行くなら、早めに行って宴会してしまおうという企みがあって、ゲートが開く午前8時半よりも前にたどり着く手はずだった。
中部MTまでの道のりは、バネを変えた効果を試すのにちょうど良いうねうね道である。路面はウエットであったから、ニューネオバのウエットグリップも試すことができる。
瀬戸方面に向かい、さっそく足回りを試す。12k10kのバネだと、普通の人なら、激しい突き上げで、脳みそがばらけちゃうかもしれない、と思うかもしれない。が、数字から受ける印象とはまったく違って、しなやか。ちょっと大きなギャップではさすがに突き上げ感が大きいが、路面のうねり程度であれば、まったく苦もなく通り抜けてゆく。
さすがにレートアップしただけあってコーナースピードがかなり上がっている。限界すらまだつかめない感じ。路面は完全ウエットなのだが、まったく不安なく走ることができるのは、新ネオバ、かなりの実力である。
国道153号に合流すると、沿道に停車しているロードスターがちらほらと。のろのろと走って8時前には治部坂高原スキー場に到着したのだが、開場前だというのにすでに数十台のロードスターが集まっていた。みなさん、気合が入っている。あいにく、霧雨が降ったり止んだりの天候。風がなかったからそれほど寒くなかったのが救い。
ミーティング開始。ミーティングでまずすべきことは、ショップ出店やフリーマーケットで掘り出し物を探すことだろう。NBのマキシムのエキマニ9000円、なんていうものもあった。
楽しみにしていたのが、マルハの出店なのだが、期待していたエンジン系パーツは格安オイルフィルターや点火プラグぐらいで、純正部品が多く並んでおり少々期待はずれ。ま、ミーティングに持ってきても売れる物じゃないから仕方がないか。ディスプレーぐらいしてくれるか、と思ったのだが。
なんとなくすごしていたら、バンバンバンとなにやら破裂音が会場内に炸裂した。すわ、某宗教団体の奇襲か、と思ったら、某ショップのでもカー。ふるチューンエンジン直管仕様の爆音の上、アイドリングが厳しいため、常に小刻みにアクセルをあおる必要がある。主催者真っ青。あり得ない爆音であった。BP2リッター296度カムなのだそうだ。ネタとして会場近くでサイレンサーを外してきたらしい。
雨が降っているのでオリーブボールさんのテントで油を売ったり、殻付きカキを食ったり、カップヌードルチーズカレー味を食べたりして、のんびりすごす。前から一度会ってみたいと思っていた人や、このページにだまされて、修羅の道にはまりこんでしまった学生などと知り合うことができた。大収穫。
ミーティングもお開きになって、ショップの出店も片づけだしたころ、再びあのでもカーがエンジン始動! バンバンバンバンバンバンと、暖機がすむまでの間、小刻みにアクセルをあおり続けるのは反社会的な香りがして思いっきり笑った。背後にある山全体が爆音で震動するほどの音量。山の近くで花火を上げると山全体から破裂音が跳ね返ってくるのを聞いたことがある人もいると思うが、ちょうどあんな感じ。紅葉に向かっている木々の葉が全部落ちるかと思った。2年前の鈴鹿で聞いたF1の排気音の次にびびった音であった。
帰り道はドライになっていたので、思いっきり走ってみる。コーナーでいくら踏んでも、オンザレール状態で曲がって行くので、新エンジンで初めて走って全開で以来久しぶりに恐怖感を味わった。18日の筑波、大丈夫かしら。