10月10日

 やはり、水に浸かってしまったノートパソコン、IBMのThinkpad535は復活しない。3、4日前はハードディスクのモーターが回ったのだが、今は電源やハードディスクへのアクセスを示すLEDが点灯するだけ。電源部分は生きていて、アダプターの接続はちゃんと認識し、バッテリーへの充電もちゃんとする。どうやら、その先のBIOSあたりがやられてしまっているようだ。

 会社からもらったThinkpadX22はWindows2000モデルだからか、Freedomと接続するシリアルポートが後付だからかは分からないけれど、すこぶるFreedomと相性が悪い。動かないことはないのだけれど、何かの拍子にフリーズしてしまうのだ。それも頻繁に。

 仕方がないので、さくっとまったく同じThinkpad535をYahoo!のオークションで落札した。11750円で落札して、銀行振り込みや送料があったから13000円くらいかかったのか。今回の洪水被害額と言える。

 壊れたパソコンからハードディスクを摘出し、買ったパソコンに移植したら問題なく起動した。まったく同じパソコンだから当たり前なのだが。ハードディスクは水害から免れていたらしい。

 ところで、Thinkpad535は1996年に35万円!も出して買ったパソコンである。もう、清水の舞台から飛び降りるとはこのことで、貯金をすべて使い果たしてしまった。大いに使い倒したので元は取っているのだけれど、やはり大金を出して買った物が壊れてしまうと、大変損をした気分になる。

 で、まったく同じもの、いやそれどころかメモリーが増設済みだから、もう少しグレードアップしたものが、今は1万円で買えてしまうのだ。物の価値とは恐ろしい。パソコンを買うのは、馬鹿らしい。

 Thinkpad535にWindows95を入れると、とっても軽く動くし、レジュームも完璧に動く、ご機嫌なマシンとなる。Freedomを制御するFCSSWINも、少々のろいが実用上はまったく問題なく動く。FCSSはDOS版もあるから、Freedomはノートパソコンが必要とはいえ、そこら辺に落ちているパソコンで十分なのだ。

 今は助手席が付いているから、少々の洪水では水没しない予定。