減量強化キャンペーン中なので、歩く機会を増やしている。名古屋の街中を30分ぐらい歩く。近頃の気候は歩くのに最適で、汗もそれほどかかないからるんるんピクニック気分だ。
栄にできた「オアシス21」に行ってみた。リンク先(無断)に完成予想図が載っているが、そのまんまのものが街のど真ん中に出現している。バスターミナルと公園を合体させたものだ。それはそれは鉄やガラスでできた巨大な建造物で、不自然な建物だ。「都会に潤いを!」「開放感あふれる公園!」などというキャッチフレーズが踊ったこの施設の企画書が目に浮かぶようだ。
巨大な構造物が宙に浮いているのだから、その下に行けば不安感を覚える。宙に浮いた回廊は床が強化くもりガラスになっていて、上を歩いている人の靴底の陰が見える。透過してくる光がゆらゆらしているところを見ると、屋上には水が張られているんだろう。どう考えても不自然。待合い場所にはもってこいかもしれないが、少なくとも憩いのスペースとしては使いたいとは思わない。爽やかになりようがない。
隣り合って巨大な芸術文化センターがあるから、箱もの行政の象徴のような一角になってしまった。多くの人は知らないだろうけれど、名古屋ではその昔「デザイン博」という博覧会を開いたことがある。センスある街を目指して開いたと思うのだが、名古屋の代表的な繁華街の一角を占めるこの2つの建物は、どう考えても「いいセンス」とは思えない。
僕のセンスがおかしいのかしら。