1月9日

 突然の事故車写真にびっくりしたかもしれないが、ご安心を。同じVスペシャルだが、2000年3月に豊田市の業者からYahoo!オークションで10万円で買った平成6年式のテンハチシリーズ1の事故車である。

 このときには松本に住んでいて、愛知県尾張旭市の実家のごらんのような駐車スペースに事故車を置いた。僕が実家に住んでいるときは、この場所にロードスターをとめていた。近所の人にとっては、僕が松本に行って以降、しばらく見なかった同じ色のロードスター事故車が突然、出現したわけだから「あそこの家の息子の車が事故った」と思ったことだろう。

 それどころか数ヶ月の間、この車をこの場所に放置したわけだから「事故で死んでしまった息子が忘れられなくて、せめて車だけでも捨てずに置いているんだわ。かわいそうに」と周囲に住むマダムたちの勝手な妄想をふくらませてしまったに違いない。近所の人には迷惑をかけたが、テンハチのブレーキとトルセンデフが欲しくて落札した。手元にはそれ以外にも左フェンダーとかドア、バンパーなどなど、さまざまな部品が残ったから、輸送代として取られた2万円を足して12万円の価値はあったと思う。なによりも、解体の過程を通じて車いじりについてかなりの知識を得ることができた。

 ちなみに、解体した部品をオークションで売って荒稼ぎをした。テンハチから標準装備になった座席後ろのブレースバーが1万円、内装部品4点も1万円、タワーバーが5千円で売れたのである。今から6年前ということもあって、かなり高値で買われていった。ミッションはまだ、実家の車庫に転がっている。ミッションはテンロクの現在のものでも、21万キロを走破した現在、まったく問題なく機能してるので、あと20万キロぐらいは、ミッションの心配はしなくてよさそうである。

 で、このBPエンジンが、現在なんと、この世界では有名なFireRoadsterのFire号に載っているのである。現在、500万アクセス直前なのに「100万アクセス突破記念」のプレゼント企画をしている。その中で出ているBPエンジンのノーマルピストン
がこのエンジンの中身である。まだ締め切られていないようなので、FireRoadsterとガレージ雅ファンというコアなマニアの方はぜひ応募を(笑)。

FireRoadster