今年に入ってはじめの市場に足を運ぶ。1週間行かなかっただけなのだが、ずいぶん久しぶりな気がする。
いつも通り仕事を終えて、魚屋さんとともに昼ご飯。市場ビル9階の食堂に行ったのだが、魚屋さんは「こんなものしかないのか」と納得行かない様子。いくら丼が並んでいたりするのだが、食のプロだからやっぱり妥協はできないらしい。外部の人間と食べるのに、下手な物は食べさせられない、ということか。
で、市場ビルわきにある食堂に入る。正午ということもあって、店内は満員。がやがやがちゃがちゃ騒々しい。「これが市場の食堂。ごめんね」と魚屋さん。上品な育ちじゃないから、まったく問題ない。
ウナギ丼に刺し身に出汁巻き卵。市場の食堂だけあって、丼にはウナギたっぷり。刺し身はマグロ、イカ、サザエ、赤貝、太刀魚、甘エビ、ホタテ、サーモンなどなど品数がすごい。普通の定食屋なら、マグロにイカ、甘エビ、サーモンぐらいが盛り合わせてあるのが相場だろう。さすが市場。
ウナギに付いてきた貝汁もうまい。出汁巻きもうまい。魚屋さんとマニアックな話題に興じながら、いつもより多めの昼メシを平らげてしまった。