1月7日

 家に帰って晩飯を喰らい、おもむろに玄関でメタルクリーンに漬け込んであるヘッドを取り出した。

 びっくり仰天! 排気ポートや燃焼室のカーボンが落ちているじゃないですか。これまで2回メタルクリーンを使ってヘッドを洗浄したけれど、ここまできれいになったのは初めて。

 なぜ、これまでよりきれいになったのか。それは、これまでメタルクリーンの箱に書いてある裏書きを読んでいなかったから! 20Lに1箱を使うのが正しい濃度みたいなのだが、これまでお湯に適当な量を混ぜて使っていた。かなり薄かったらしい。今回初めて、かなり濃くする必要があることを知り、一袋の4分の3を混ぜたのだ。一袋1300円ぐらいするのだから、ケチりたくもなる。

 それにしても、カーボンがこびりつくのもうなずける排気側より、吸気側の方が落ちが悪いのはどういうことだろう。

 その吸気側のカーボンを落とそうと、再びメタルクリーンに漬け込むことにした。溶液の温度が温かい方が効き目があるようなので、鉄のバケツに汚れたメタルクリーンを入れて、ストーブの上に載せて温めた。

 きれいになったヘッドを眺めていると、燃焼室の形やら、ポートの形状やら、鋳物としての出来は、前にいじったヘッドより良いらしい。スキッシュの形のばらつきもないし。ヘッドガスケットの残りかすがこびりついていたので、オイルストーンとペーパーできれいにしておいた。もし、面研することになれば、まったく意味のない作業である。

 さて、再び漬け込んだヘッド。どこまできれいになることやら。