1月30日

 タクシーが迎えに来てくれない、ということなので、仕方なく我が家のジムニーで向かうことにする。ロードスターはちょうどスタッドレスタイヤからネオバに付け替たところであったし、例えスタッドレスタイヤが付いていようがあまり名古屋の積雪路を走りたいとは思わない。

 朝から渋滞が必至なので、渋滞が起きる前に仕事を終わらせようと、午前4時に起きてすぐさま出発。積雪は1センチほどなのだが、通常名古屋で降る湿った雪ではなく、きめの細かいしまった雪なので路面は圧雪状態である。滑りやすい路面だが、ジムニーはそれをものともせず猛ダッシュを見せる。

 まだ、他の車がまばらな時間帯。トラックやタクシーがのろのろ運転をしている横を猛スピードで走り抜ける。ブレーキもきちんと利くので、安心して飛ばすことができた。

 ただ、ABSが利くと、途端に制動力がなくなって、恐ろしい思いをする。驚く人がいるかもしれないが、新しいジムニーには、ABSが付いてる。パワステだって、パワーウインドーだって、キーレスエントリーだって付いている。夏にエアコンがちゃんと効く。僕のロードスターよりも数段快適なのである。松本で乗っていた550ccインタークーラーターボのスパルタンなジムニーから比べると、焼きが回ってしまったと、当初は思っていたのだが、雪道での性能はABSを除いて健在であった。

 熱田区日比野の市場の周辺では、ほとんど積雪もなかった。少し南に行っただけでかなり様子が違う。市場のおっちゃんから、ハタハタの丸干しをもらった。

 急いで市場を後にし、午前6時には帰宅した。さすがに、まだ通勤時間帯ではなかったので、渋滞もなくスムーズに走ることができた。怖いのは、名古屋だと雪道を甘く見て夏タイヤで走る人がいることである。そんな人と入り交じった渋滞の列には並びたくない。

 家に帰って再び寝たのは言うまでもない。さらに、お昼ごろのそのそと出勤して、ぐうたら社員のレッテルをさらに深めてしまったのも言うまでもない。