長野で仕事であったので、10時の特急しなのに乗り、木曽路、松本平を抜け、善光寺平に至る。夏だったら、早起きしてロードスターで向かってしまうのだが、やはりこの季節、電車で行った方がリスクが少ない。果たして、木曽路に入る前から周りは雪景色であった。国道19号が圧雪路になって、車がのろのろ運転。
松本平に抜けた時点で雪はやんでいた。それでも、空には鉛色の雲がたれ込めて、いつ降り出してもおかしくなさそうな雰囲気。松本の懐かしい景色を眺めつつ、列車は長野へ向かう。
篠ノ井あたりから、雪が少しちらついているも、松本よりも積雪が少ないくらい。大雪を予測していたので、ほっと胸をなで下ろす。
長野に降り立つとやっぱり寒い。今日の名古屋も寒かったけれど、比較の対象じゃない。じっと耐えていれば何とかやりすごせるのが名古屋。じっと耐えていると死んでしまいそうになるのが長野、というくらいの違いがある。
仕事を終えてとんぼ返りでしなのに乗り込む。松本で下車して友人と食事。松本駅前にある温度計は-5度を示していた。縄手通りにあるお店で晩飯を喰らう。さすがに寒すぎるのか、お客は少ない。外に出歩いている人も少ない。
お店を出る時点で-7度。この気温になると、真剣に命の危険を感じる。心臓がばくばくと暴れ出す感覚は、やはり現地に行ってみないと分からないだろう。
最終のしなので名古屋に向かう。千種駅に着いてびっくり、こちらも雪が降っていた。この分だと明日の朝、路面が凍結している。こちらだと、圧雪路でも夏タイヤで出かける無謀な人が多いから、事故多発&大渋滞必至である。
そういえば明日は早朝に市場に行く日である。タクシー会社に朝4時50分に迎えに来てもらうよう電話を入れるも、「雪だから無理です」との返答。何のためのタクシーなんだろう。
仕方がないから明日は早起きして、我が家のジムニーで市場に向かうことになりそうである。