1月26日

 起きたら昼だった。体がうずうずして仕方がない。原因を考えたら、やはりロードスターで思いっきり走っていないからだろうと、スタッドレスタイヤをツーリング用の14インチのネオバに付け替えて、屋根を開けて出発した。久々に純正BBSにホイールキャップを取り付けた。1つどこかに落として来たらしく、1つだけ欠けているのも格好が悪いので、半年以上外したまま走っていた。それを不憫に思った大阪の某氏が1つ譲ってくれたのだ。「キャップがない方がレーシーでいい」なんて自分を納得させていたのだが、やっぱりあった方が見栄えがよい。ありがとう>某氏。

 瀬戸から藤岡へ抜ける峠道を走る。峠道、といってもちょっとした丘を越える程度なので、大した道ではない。交通量も多い。そのままでは一般車の後ろをとろとろと走ることになるので、勝負ヘアピンの直前で路肩に停車し、後ろの車が来たところでのろのろと走り出す。のろのろとペースを上げずに走って後ろの車がいらいらしたころにシフトダウン。激しい吸気音とともに突然猛烈な加速した変なオープンカーに、後ろの車は焦ったに違いない。

 やっぱり、松本を離れてから絶対的なスポーツ走行距離が短いので、イメージ通りに走れない、というか、走りのイメージすらつかめなくていらいらする。瀬戸の道は路面の凹凸が激しく、あまりコンディションが良いとは言えないからかもしれないけれど、とにかくいらいらする。

 藤岡から岐阜県瑞浪市の方角へ向かう。ぶっ飛ばしてもおもしろい道ではなかったが、いらいらが募っていたので思わず飛ばしてしまう。直線では3速が吹けきって、4速に入ったから、馬鹿みたいなスピードで走っていたのは間違いない。

 国道363号と合流する。瑞浪モーターランドが近かったらのぞいて行こうかしら、と地図を見たら、瑞浪の街を抜けた反対側、つまり谷の向かい側の斜面に当たる場所にあることを知り、時間もないのであきらめた。

 国道363号を瀬戸に向かう。前の車に引っかかっていたら、後ろからカプチーノがやってきた。車間をぎりぎりまで詰めて、センターラインをまたぎながら走っていたから、僕も含めて抜く気満々なのだろう。ものは試しと、一緒に走ってみることにする。

 前が開けたところで、2速にたたき込み、フル加速する。8000回転近くまで引っ張ると、気持ち、カプチーノの方が速い。けれども、3速へ入れると、じりじりと差がついてゆく。これは、排気量とギア比の差が出ているんだろう。

 当たり前のように追っかけてくるので、こっちもアクセルを踏み抜く。コーナーが迫ってきたのでブレーキング、なかなか気持ちがよいコーナーリングを2、3クリアして再び長い直線に入ると、カプチーノとの差は200mぐらい。直線加速で遅いはずのロードスターが意外なくらい速くてびっくりしたに違いない。高速コーナーでもやはりロードスターの方が速いのかな。つまり、整備された国道では勝負にならなかった。道幅がない峠道だと分からないけれど。

 カプチーノは違う道を走っていったので、再び一人旅。家に戻る。

 夜は、ビートルズバンドのライブへ出かける。なかなか決まっていた。打ち上げで大量のビール&焼酎を飲み、そして歌わされた。酔っぱらっているから恥も外聞もなく、どなっていた。