雪が降る中、朝一番で松本城に行き、なぜか市長が太鼓をたたくところを見た。開門式の後に紅白もちが配られるとあって、なかなかの人混みであった。本丸庭園から天守閣を望むと、うっすら雪化粧した白さと、烏城と呼ばれる黒い外壁の対比が美しかった。松本城もけっこうやるなあ、と訳の分からないことをつぶやいて、後にする。
慣らし運転として目安にしていた1500キロを乗ったので、仕事をさぼってディーラーへ行った。さまざまなアドバイスをもらってお世話になっている店長に乗ってもらうためである。今日は初売りだけで、サービスはしていないのだけれど、無理を言ったらオイルを交換してくれた。いい人だ。
乗ってもらった後、デミオに乗った。ファミリアヘッドを載せたDOHCデミオという日本に何台あるのか分からない珍品である。「壊れるから6000回転まで」と言われていたので、大人しく乗ったつもりなのだが、なかなかいい吹け上がりをする。エンジン音もレーシーである。走りはスポーティーな感覚なのに、景色は全くファミリーカーであるギャップが面白い。6000とは言わず、7000以上でも回っていきそうな吹け上がりだったので「カム変えてあるでしょ」と言ったら、どうやら264度が入っているらしかった。今度サーキットで一緒に走るか。
どうせすることもないし、そのまま山道へ行った。雪道を走るためである。ロードスターだと、ジムニーよりもスライドコントロールは簡単である。かなりアングルが付いても何とか元に戻せるし。
しかし、最初のきつい上り坂であえなくリタイヤした。狭いヘアピンなので、速度を上げるわけにもいかず、ゆっくりとした速度から後ろを滑らせたら、ずるりと滑っていき、横をむきかけたのでカウンターを目一杯切って何とかこらえた、と思ったら、おつりをもらって反対側にスピンして停止した。道に対して真横に向いてしまい、さらに坂ですべりやすいため、クラッチをつなぐと、そのままリアが坂の下の方に向かって流れてしまう状態。昨日からの雪で圧雪の上に新雪が積もり、特に滑りやすい路面ということを悟り、すごすごと引き返した。
夜、いまさら年賀状を作成。車関係のお友達に一通り書いたのだけれど、やはり住所が分からない人が多い。
まだ住所を伝えた覚えのない人、ぜひメールで知らせてください!