土日は働いて月曜日に休み。平日休むと仕事のことが気になるが、若いものに任せて休んじゃうのだ。休みのときは休むという実践をしていないと、若い衆が休みづらくなるわけで。
午後からロードスターのアームのサンドブラストがけをしようかと思っていたが、工場がいっぱいみたいで不可能。車いじりがないと突然、休みの日の時間が宙に浮いてしまうのが、ロンリーな車野郎の悲しいところ。こういうときこそ、ロードスターを出動させて目的地なきロングツーリングに出て温泉にでも入ってくるのが気分転換に良いのだが、今はそのロードスターを復活させている最中だ。
家の中にいるとカビが生えそうなので、マクドナルドへ。突然、ポテトが食べたくなった。思い出したように無性に食べたくなるのは、やっぱり何か依存物質を混入しているに違いない。富山に来てから、お店で食べるのは初めてな気がする。
本を読みながらがつがつとバーガーやらを食べる。けっこうメニューが変わっているんだねえ。
ずっとマクドナルドで時間をつぶしているわけにもいけないから、仕方なくドライブに出る。富山に来てから、無目的ツーリングをしていないので、頭の中のトヤママップは空白地が多い。
黒瀬の交差点からずっと北へ。ただひたすら北へ走ったら大沢野の笹津に出た。ちょこっと国道41号を走って今度は山麓を走る道へ。愛知からおわらサーキットに来ていたとき、良く走ったルート。
そのままおわらサーキット方面に抜けようかとも思ったが、山手に向かう道があったので曲がってみる。携帯のGPSで位置を確認しながら走ると、山の方へ向かう道は行き止まりばかり。あちこち走っているうちに、国道472号に出た。
「利賀村」の看板を発見。こんなところから利賀に出るんだ、と思いつつ、ぐんぐん山を登っていく。デミオではパワー的に苦しい感じの山道。平野は雨だったが、坂を上るに従ってみぞれ混じりになり、雪となった。
いつしか、道はすれ違いも厳しいような山道に。道路も真っ白。ぐんぐん山の中に入るにつれ、もしかしたら冬に通っちゃいけない道なんじゃないかと反省した。一面真っ白で、雪崩があったら即、通行止めな感じ。ガードレールもしっかりしていなくて、落ちたら発見されないし、助けにも来てくれない感じ。第一、携帯電話は圏外になって、地図を表示してくれない。
戻るのも面倒なので突き進む。雪も降り始めだし、雪崩はないでしょうと真っ白な世界をぐんぐんと。んが、途中、何カ所か小規模雪崩の現場があった。スコップを積んでおいた方が良いかもしれない。アンダーを出したらそのまま崖から転落するので、集中力を切らさないようにする。雪がひたすら降り、積雪は1メートル以上な感じ。
いい加減、疲れてきたころに、利賀村の中心部に到着。道も広くなったので、サイドブレーキを使って遊ぶ余裕もできた。雪質も最高で、ロードスターだったらおもしろいのに、とちょっぴり残念。
快調に走って山を下って庄川沿いへ。ふもとまで下りると庄川沿いに温泉旅館や川魚料理の店があって観光地っぽい。国道156号に出たころには雪が雨に変わって普通のドライブになった。冬だと何もできないけれど、雪のないときに来たら、いろいろ楽しめそうなルート。
砺波市に出て、国道359号で帰ってきた。