1月17日

長年使ってきたMicrosoftのOutlookExpressをようやく捨てた。こんなウイルス の標的になるようなソフトはもっと早く捨てておくべきだったのだが、数年前にWindows95で安易に使い始めてしまったのが最後、たまり続けたメールを引き継ぐのが面倒くさかったから、「もっといいメーラーにしたい」と思っていたのに2年ぐらいほったらかしてあった。

OEって、メールをバックアップするすべが用意されていない。手動でメールファイルを保存しておいて、再インストールをした場合にも、手動で引き継いでいた。こんなことは序の口で、さまざまなところで詰めが甘いメーラーだと思う。無料だから仕方がないけれど。基本設定でhtmlメールを送るようになっているのも、信じられない。ネットの標準を知っているくせに、「これが標準だ」と言わんばかりにそう設定しているようにも思える。

ともかく、どうやったら効率よく他のメーラーにメールが引き継げるかを考えなければならないのがネックだった。

今日、何となく、新メーラーを導入することにした。思い立ったら早いもので、窓の杜をあさって、フリーの「EdMax」というソフトをダウンロードした。さて、ネックのメール引継である。このソフトのホームページでFAQを読んだら、OE TOOLというソフトで、OEのメールを他の形式に保存すればメールが引き継げるらしい。ダウンロードして使ってみたら、何とOEを外部から操って、1通1通手動でやる方法で保存していくという、恐るべき方式だった。数千通もあるメールをそんな方法でやっていてはいくら時間があっても足りない。

ベクターのソフトライブラリをあさっていたら、OEのメールファイルを、他の形式に切り出すナイスなソフトがあったので、移行が決定的になった。メール移行が一気にできなかったので、手間が掛かったけれど、もう見ることはないと思われるメーリングリストのメールは捨てて、何とか環境を構築できた。慣れればこちらの方が便利そう。

これでメールウイルスはそれほど怖くなくなったのだ。