1月15日

実家に戻っていたとき、庭にどこかで見覚えのあるオブジェが転がっていたので目を凝らしてみてみた。

 何と、パワープラントフレームではないか! 梅の木の枝の方向を矯正するためのおもりとして使われていた。ロードスターを1台解体したときに、記念にと車庫の壁に立てかけてはしご代わり(使いづらいけれど)にしていたのが、親父によって利用されていた。見事な廃物利用。あまたあるパーツの中で、この部品だけは再利用されることが少ない気がする。ここがゆがんでしまうような事故だったら、廃車に決まっているもんね。

 庭にただ転がっているのを見ると、肉体が朽ち果ててしまって背骨だけ残った動物の痕跡のようにも見えて、少しもの悲しい。