1月14日

 朝7時前に、名古屋を出発。出勤日だから午前10時ぐらいまでには戻らねばならぬ。ETC通勤割引をフル活用し、東海北陸道をぶっ飛ばしたのだが、郡上八幡より手前で渋滞。出鼻をくじかれる。

 高山周辺ではうっすらと雪化粧したらしく、飛騨清見に近づくと路面が真っ白だった。標高1000m付近で気温は−10℃。アイスバーンにはなっていなかったので、グリップ感はあったのでだれも走っていない高速を良いペースで駆け抜けた。

 卯の花街道も真っ白。いい感じの路面で、ロードスターでないことを残念に思う。ロードスターであれば、滑ってもオーバーを出してしまえば良いから楽しく遊べるのだが、FFのデミオだと、無理をするとすぐアンダーが出るので怖くていけない。いや、僕がFFの遊び方を知らないだけか。

 国道41号を淡々と走る。路面の塩カルのせいでフロントガラスが真っ白になってきたのでウオッシャーを発射したのだが、凍結してうんともすんとも言わなかった。

 苦し紛れにワイパーでごしごしやってみたのだが、状況は悪化。さらに真っ白になってまるでなにも見えない。なんとか前走車のテールを確認しつつ、だましだまし走る。トンネルで対向車のライトを浴びると本当になにも見えなかった。ちょこっとだけある隙間からセンターラインを確認しながら走る感じ。

 対向車のトラックに浴びせられる水しぶきで拭いたりしてなんとかしのいでいたのだが、車間距離を取っていないから前走車の水しぶきでだんだんと白さが増してくる。これはいけないと思い、富山に入って細入の手前で路肩に止めて、雪でフロントガラスを拭いた。雪国を走るなら、凍らないウオッシャー液は必需品だ。

 午前中に仕事場に顔を出して、何となく仕事をしているそぶりを見せておいて、昼から工場へ。今日の仕事は3時半から。早くヘッドを組まなければならない。

 ちまちまとバルブを組んで、カムを組んで、シリンダーと合体して、タイミングベルト回りを組んでタイムアップ。ヘッドカバーだけかぶせて富山駅前へ急行。何食わぬ顔で仕事をする。トイレに行ったら顔がオイルで汚れているのを見つけて焦った。