1月14日

 ちょっと強めのブレーキをかけたら、純正油圧計の針が左の方に動いたのでやばい、と思った。オイル消費を放置しすぎて、足りない状態になっていると出る症状である。減速Gで前にオイルが偏り、ストレーナーからオイルが満足に吸えない状態なんだろう。

 レベルゲージを確認すると、案の定、なにも付かない状態だった。そろそろオイル交換をしようかと思っていたのだが、ここまで少なくしてしまうとは不覚であった。全開セッティングを繰り返したためいつもよりも減りが多かったらしい。予備にトランクに積んであったバルボリンの20W50を丸ごと1本分、注ぎ込む。約1リットル入れて、レベルゲージの真ん中より少ししただから、2リットルちょっとしかオイルが入っていなかったんだろう。

 オイルがかなり少なくなっても、けっこうエンジンは普通に回る。一番、やばいときは、巡航中、エンジン負荷が一定のときに油圧計の針がふらふらと2〜4キロの間を行ったり来たりした。そこまで減らしても、焼き付いたことはない。丈夫だぜ、B型エンジン。

 最近は、近くのディスカウントストアで買ったアメリカ直輸入版バルボリンを入れていた。1クオーツ(約0.95リットル)で400円ぐらいだったから。「レーシング」という銘柄は20W50。「オールクライメイト」で10W40。1回のオイル交換で2000円もかからない、このコストパフォーマンス。エンジンにはまったく問題なかったと思う。

 が、最近、バルボリンを値上げしやがった。一気に1.5倍の600円台となってしまう。これではコストパフォーマンスがなくなってしまう。ディスカウントストアを探すと、BPの鉱物油が1900円ぐらい。500円の差となってくるとちょっと考えてしまう。

 筑波を走るならハボリンとか、良いオイルを入れるのだけれど、街乗りだけ。街乗りだけでもぶん回すからちょっと気になるのだけれど、そんなに高いオイルを入れなくたって、そんなに繊細に組んだ覚えのないエンジンにとってはあまり関係ない気がする。

 高くなったバルボリンを入れるか、それより安く手に入る10W40を入れるか。おめでたい悩みはしばらく続く。