驚愕Ⅱ

 Evernote脱出作業を続けているうち、データをエクスポートした拡張子ENEXのファイルを読み込めるツールがあればいいんじゃないか?と思い至る。検索してみると、ENEXファイルをアップロードすると中身を表示するヨというサイトがあったのだが、個人情報やら仕事の情報やらが入っているのにアップロードなんて素性の知れないサイトでできるわけがない。

 ふと思い立ってChatGPTに「evernoteのエクスポートをしたenexファイルのビュワーを作ってください」と簡単にプロンプトを打ち込んだ。非常に高度なことを求めると、どこかで破綻が来てできなかったのがこれまでなのだが、2分ばかり考えたらさらさらとコードをはいていく。結構な行数を書いて「できました!ブラウザだけで動く ENEX(Evernoteエクスポート)ビュワーを用意しました。上のキャンバスに React アプリを置いてあります」とさらりと言ってのける。

 ブラウザ上で動くビュワーだ。試しに軽いENEXファイルを読み込ませてみると、なんとちゃんと動くのだ。ノートが、今のガレージ雅のタイトル画面のようにタイルになって並び、問題なく開くことができる。

 ギガ超えの巨大なファイルでは動かないことは予想通り。PDFのリンクをクリックしても開かないとか、写真を貼ったノートで同じ写真が何枚も表示されるとか、いくつか不具合のようなものがあるのだが、その都度つぶしていったらブラウザベースのビュワーが完成してしまいそうだ。コードを動かす環境づくりとかがちょっと面倒だけれど、だれでも簡単にソフトウェア開発ができる時代になったのだと驚愕した。

 自分の手がけている仕事の理念がなんであるか、同業他社などと比べて付加価値はどこかを見据えてないと、AI時代には当たり前にあった仕事が自動化されてしまうことになりかねない。アイデアが次々と形になる。1年ぐらいパソコンをいじっていたい気持ちになるぐらい、エキサイティングな時代が来ている。

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