値上げ

 Evernoteからいきなり「あなたはアドバンストプランに移行します」とメールが来て、9月6日に年約18000円と倍の利用料を取るという。最初は年5000円ちょっとだったような。最近、「高くなったなー」と思いつつ、それでも1万円は超えていなかったのでそのまま課金を続けていたのだが、いきなり金額が跳ね上がることになる。そもそも最近データをそれほど預けてもいないし、アプリなどの使い勝手が相当悪くなった。ソフトウエア自体の進化も止まっているし、何より当初「100年続くサービス」を標ぼうしていた企業の理念があまり感じられなくなった。

 やめよう、と思って、データの引っ越しを試みるも、これが大変な作業。40ギガぐらいのデータをぶち込んである(多くはスクラップや名刺の画像データ)ので、エクスポートしてローカルに保存するだけでも大変な作業である。

 Evernoteでいちばん重宝していたのが、PDFをや画像投入するとOCRをかけてくれ、検索が可能になることだった。PDFでもサムネイル表示されて中身が何となくわかるので、OCRが不完全で検索で出てこなくても、だいたいいつごろ投入したデータかさえわかれば一覧の中から必要なデータを見つけることができた(そういう使い方をするのはほとんどが名刺データ)。

 代替サービスとしてよく挙げられるのがNotionなのだが、PDFはプレビュー表示されないし、そもそもPDFの中身を検索してくれない。PDFを投入してもOCRをかけてくれない。ChatGPTさんに聞いてあれこれ調べてみると、PDFの中身まで検索してくれ、利用料が安いのはGoogleドライブだという。Googleなら利用しているので、ファイルをぶち込んで使い勝手を調べてみることにした。

 ただ、いろいろやってみるとEvernoteの良さも改めて感じる。なにより、PDFにしたり、スクリーンショットを放り込んだりするだけで検索できるようになるのが便利だ。よく考えてみると18000円といっても月1500円。Notionとかも課金すればその水準の金額になる。

 高い、ってわけでもないから使い続けるのがいいのかもしれない。だが、2011年ぐらいから使い始め、使い勝手の改悪や有無を言わさぬ料金改定が続いて不満がたまっていることも事実。新しい仕事、データ管理のやり方を考えるときなのかもしれない。

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