
小学3年の長男が「ミニ四駆をやりたい」と言い出したのがめちゃくちゃうれしかった。親の影響で一緒にF1を見るぐらいのクルマ好きに育ったので、あとは何か手を動かすことに熱中してほしい。
すぐにコジマに買いに行き、一緒に組み立てた。自分で組み立てられるかという心配をよそに、説明書を見てテキパキと組み上げた。グリスの塗りつけやビスやナットの締め付けなど、肝と思われる部分を教えた。
ミニ四駆をいじったのは初めてだったのだが、奥が深い。ローラーにグリスを塗るだけでコーナースピードが上がるし、モーターを変えればすぐに速くなるのだが、コースアウトしてしまう。コースアウトしないようにスポンジのブレーキやマスダンパーをセットアップする必要がある。
軸受けはボールベアリングにアップグレードでき、コーナーの肝となるローラーもベアリング入りのものが複数ある。組み合わせは無限大で、ミニ四駆の雑誌に載ったクルマの写真を見ても、創意工夫がみられる。
単身赴任なので、土日しか遊ぶ時間がなく、他の用事も土日に詰め込むからなかなかミニ四駆に時間をさけないのがつらいところ。オーバルコースを買い、ひと通りやり方を教えているものの、平日はほったらかしにしてあるようだ。
スマホを使ったタイム計測の方法を教え、ノートに改良ポイントやそのとき使ったバッテリー番号を記録するのだ、と少々前のめりになって教えたのがいけなかったかもしれない。ジャンプ台を作ってどれだけ飛距離が出るのか、とか壊すまで自由に遊ばせるのが先だったかも。
どこまでのめり込むかは分からないが、彼の原体験の一つになればいいなと思う。