凸凹タイヤ

 「タイヤどうする?」とロードスターの納車前に富山の車屋さんから聞かれ、少し考えて「そのままでいいです」と答えたのがいけなかった。夏の前だし、しばらくサーキットに行く予定も立ちそうにないから、とりあえず名古屋までの道のりが走れればいい、と。

 ところが、長年放置していた耐久号に付けていたホイールとタイヤをそのまま付けたため、空気圧が低いまま放置されていたタイヤにクセがついていた。当たり前である。車屋さんからもそう言われたのだが「空気圧を多めに入れてしばらく走ればましになるだろう」と甘く考えていた。

 が、が、が、とタイヤが1回転するたびに振動がある。4本あるわけだから、それぞれのタイミングで振動し、クルマの中はものすごいバイブレーション。国道41号から飛騨清見まで走るころには体力を使い果たしてグロッキーになった。高速道路で少しスピードを上げるとちょっとましになったけれども、振動の周波数が上がっただけなので根本的な解決ではない。タイヤが発熱してバーストしないかしら、と思って途中、パーキングエリアで止めて触れてみたが、発熱はそれほどでもなかった。

 車検と取って以来、給油以外にロードスターを動かしていないのは、そういう事情もある。さて、面倒なことになった。タイヤ交換のため富山までまたがたがた走るのもおっくうだし、ホイール外してバモスに積んでタイヤを替えてもらうのも手間である。

 そうか、タイヤが付いた中古ホイールセットを買えばいいんだ、と都合のいい思考をするのがクルマ馬鹿というもの。ヤフオクを眺めて14インチのホイールの出物を待っていたりする。

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