7月5日の第2戦に向け、着実に走りをレベルアップ
2008年までの助手席とハードトップを装着する、という重さハンデがなくなった上、15インチ化というおまけまで付いて、確実にロードスターの戦闘力が上がった2009年開幕戦。上位2台のシビックとレースをする、というのが目標だったが、いま一歩スピードが足りず、3位という結果に終わった。
4月上旬の走行会で出たタイムから、事前の予想では十分なスピードを得たのではないかと踏んでいた。が、ふたを開けてみれば、テスト時よりも1秒ぐらいタイムが落ちており、シビックよりもベストラップでコンマ5秒ぐらい遅く、路面温度が上がっていることを考えても、意外な感じがした。
何が違うのか。テスト時にベストタイムが出たのは、 RS Factory STAGE のT氏から借りた15インチのスタースペック。08ネオバよりも明らかにタイムが良かったので、レースはスタースペックを新調して臨んだ。が、借りたときほどのグリップを感じられず、「路面温度のせい」と理解するするにはちょこっと納得いかない感じ。
少しの違いなのだが、それが1周のタイムでコンマ何秒も変わってしまう。あれこれ考えて「ホイールのオフセットじゃないか」と考えた。
T氏のホイールは15インチ7Jでオフセット+25。雅久号のRP-F1はオフセット+41に5mmのスペーサーを入れていて、+36相当。1センチ引っ込んでいることになり、左右合わせてトレッドが2センチも違うことになる。
なので、さくっと新品ホイールを購入。Weds Sport TC105N。15インチ7Jで+20というオフセットはロードスター専用設定みたなものだ。タイヤは引き続きDUNLOPのスタースペックをチョイス。オフセットが似通ったホイールでスタースペックとネオバを比較した結果、間瀬ではスタースペックの方がよさそう、という結論になった。
サスペンションもアップデート。フロントの回頭性を高めるためと、15インチ化でホイールハウスにタイヤが当たるようになってしまったためにストロークを規制する意味で、14キロから16キロのバネにレートアップ。リアは12キロのままだが、こちらもマイナーチェンジしてある。
このほか、ウオーターポンプの交換や、ブレーキパッド新調&ローター研磨など、レースをちゃんと走ろうとすると、かなりのメンテナンスが必要になる。予選や第1ヒートでトラブルが出てリタイヤする、というのが最悪のパターンなので、トラブルを事前に防ぐ入念なメンテナンスが結果につながる。
で、第1戦を終えて、まだ解決していなかったのがドライバーの問題。シビックとレースをしたい、と思うとそれなりのレベルのドライバーじゃないと無理。「レースをやりたい」と手を挙げた人がいるとして、タイムが出ないのなら「車貸すから練習して」とお願いするしかなくなる。たぶん、それなりのタイムを出すには、時間もコストもそれなりにかけてもらう必要があるので、第2戦までの2カ月間という短い期間では、なかなか適任者は見つからないかもしれないと思っていた。
そんな思いをちらりと「日常」に書いた直後、長岡のT氏から「へ〜、いいよね」と意味不明の電話をいただいたので、そのまま「走る?」と持ちかけてドライバーに決定。最大最強のライバルチームの監督とともに闘うことになるなんて、なんか、ドラゴンボールみたいな展開なのだ。あくまで個人として参戦。
6月14日のテストでも、最初から13秒台の頭を出してくるT氏はさすが。まだ探っている段階だからレースになったら12秒台だな。この日のテストでは、バネの変更とホイールの変更で、第1戦よりも平均ラップが上がりそう、という手応えを得た。暑さが厳しいから絶対的なタイムは第1戦よりも落ちるかもしれないけれど。
7月5日にいよいよ第2戦を迎える。去年の第2戦の暑さまでは行かないとは思うが、過酷なレースが予想される。1時間も続く「スプリントレース」が3本も見られるクーマック耐久、間瀬に遊びに来るだけで結構楽しいそうですよ!(やっている本人はもちろん楽しい) お時間がある方はぜひ。入場料2000円で、ご飯を食べるところはありません。
第2戦のタイムスケジュールはまだ出ていないので、参考までに第1戦のタイムスケジュールを。お昼からでも第2ヒートから見ることができます。
■2009 クーマック杯 開幕戦
タイムスケジュール
入場・受付
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7:00~
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車検
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7:30~
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ミーティング
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8:00~
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耐久予選
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8:40~9:00
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ベスト3スーパーラップ
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9:10~9:30
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タイムアタック1
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9:40~10:00
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写真撮影(コース上)
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10:10~10:30
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耐久1ヒート
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10:40~11:40
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タイムアタック2
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11:50~12:10
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お昼休み
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12:10~13:00
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耐久2ヒート
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13:00~14:00
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タイムアタック3
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14:10~14:30
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耐久3ヒート
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14:40~15:40
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表彰式
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レース後コース上にて
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7月2日追記
届いた参加受理書のはがきによると、耐久クラスの予選は10分早まって8時30分から。何分間の予選か、開幕戦のようにスーパーラップがあるかは分からず。タイムアタッククラスは2クラスあり、1枠目が9時20分から、2枠目が9時45分からたぶん、10時10分まで。すると、写真撮影が10時20分、耐久第1ヒートが、10時40分か50分ぐらいから始まることになる。